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YAMAHA LL-55D@1994

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…ついに…
「夢の1本」を手にいたしました。
かつてのYAMAHAカスタムライン最高機種
LL-55Dです。
YAMAHAは桜井ルシアーの元、2004年に
伝統のLLシリーズを完全リニューアル。
型番6、16、26、36、66、86へと
進化いたしました。
このうち36は中村貴之さんの愛器となり
私自身が何度か経験した試奏の機会でも
伝統のYAMAHAの正常進化を実感できる
すばらしいギターであることは間違いないものでした。

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…でもね…
ギター小僧あらため、40過ぎのギターおやぢが
こんなに真剣にギターを弾くきっかけになったのは
「NSPの復活」であることに疑う余地はない。
その復活コンサートで天野さんが手にしていた
ギターこそLL-55Dでした。
結婚して以降、ギターは納戸のこやし。
ギターケースの中にいる時間の方が
長かったわけですし(L-5ES不遇の時代)
新しいギターが欲しいなんてことは
これっぽっちも思っていなかった

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…なのに…
天野さんが奏でる「昨日からの逃げ道」、
「白い椅子の陰」、「線香花火」等々
華やかな装いに負けず劣らずの
きらびやかなLL-55Dの音色にノックアウト。
まもなく40を迎えようとするオヤヂは
「いつかは」と心に誓ったのであります。

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…しかし…
この1本のためにギター貯金をしつつも、
年々在庫が少なくなるギター市場。
そりゃ当然ですよね。
前述のとおり、NSP復活の2年後には
製造が中止されちゃった機種。
もちろん、量産機種と違ってカスタムですから
本当に欲しい人がYAMAHAに注文して
初めてこの世に生を受けるギターなわけです。
元々市場にあることの方が奇跡に近い。
(特に1996年以降はハカランダの枯渇から
ハカランダモデルのDBRとローズウッドモデルの
DRに分かれてしまったので益々品薄に)
かと言って、先立つものも無いのに
ローンを組むという事ができない性分。
「このギターください」
と言って恥ずかしくない金額が
貯まったのは「決意」からおよそ6年が経過し
40もとうに過ぎた昨年末でありました。
その時点で市場にあったLL-55は
日本全国でたった2本でしたが、
うち1本は関西圏。
試奏もせずに買えるようなギターでは
ありませんから関東圏にしぼって訪問。
1994年製なので、確認するまでもなく
板目もエキゾチックなハカランダモデル。
その音色は紛れも無くLL-55Dのものでした。
実はご好意で、在庫していたL-53、LA-58の
両カスタムも弾かせていただいたのですが
(いずれも当然ハカランダモデル)
オイラの琴線にふれたのは55だけでした。

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…ふたたび、しかし…
音色も素晴らしいし、大事に使われたのか…
…っていうか、ほとんど弾かれてなかったと
思われる極上仕様でした…しかし唯一の懸念事項が。
実はボディトップが茶系に着色されていたのです。
(カスタムですから、当然初代オーナーの
好みだったのでしょうが)
長時間に渡る試奏後(確か夜勤明けだった(^▽^;)
「ただ単にLL-55の音色が欲しくて買いにきたなら
だまって購入できる極上品ですが、NSPファンとして…。
『天野さんが使っていた』LL-55が欲しいと願う
一ファンとしては二の足を踏んじゃいます」と
正直な気持ちをショップのオーナーに伝えました。

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…すると…
思いもよらない助け舟。
ショップオーナーが「リフィニッシュしちゃいましょう。」
とおっしゃるではありませんか。
「マーティンのヴィンテージなら、こんな提案しませんが
まだ、これから育つギターでしょう。塗装の下地塗りまで
研ぎ落とすだけならギターそのものを痛めるわけじゃない。
もちろん、ラッカーをYAMAHA仕様で塗り重ねるから
トップはエゾ松ナチュラル仕様の新品になりますよ。
ただし、白濁しないラッカー塗装をやらせるには
雨天の日は絶対に仕事はさせられない。
天候次第で時間がかかることを了承してくれるなら、
信頼できる工房にやらせます。」

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…さらに…
「これだけLL-55にこだわって買いにきてくれる人は
なかなかいるわけじゃない。リフィニッシュは店で
もちますよ。」なんて信じられないお言葉。
(言いふらせる内容ではないので、ここではお店の名前は
書けません。あしからずm(_ _;)m )
かくして購入とあいなりました。

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…やっと…
出来上がりの一応の目安として伺ったのが「早くて6月末」。
ところが、ご存知のとおり今年の夏は雨が多かった(T_T)
待てど暮らせど「出来上がり」の連絡が届かない。
結局、契約から8ヶ月を経た2009年9月17日。
ついに、生まれ変わったLL-55Dが我が手に届きました。
仕上がりの良さは言うまでも無く、
サービスでヘッドにまで塗りなおしが入ったので
ほぼ完全に新品状態と言っても過言ではありません。
音色は…(T▽T;)感涙
どこまでも続くのではないかと錯覚するサスティン。
6本しか弦が無いとは思えない倍音成分。
右手のアクションは必要最小限でも
まるで、効果的なエフェクトをかけたかのような音色が
生音で湧き出てくる。

嗚呼…満足なのであります。

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コメント

おれもそうなんだよねぇ・・。
復活前のNSPは生で聴いてないので
初めて聴いた生NSPの音はLL55なんです。
『昨日からの逃げ道』のイントロ聴くと今でも
あの日の感動がよみがえります。。

指治ったら「ふみえみ復活コンサート」やってね!
一曲目はもちろん『昨日からの逃げ道』でよろしこ!!

投稿: muraji | 2009年9月17日 (木) 23時07分

>murajiしゃん

オイラの場合、生音という点では25年以上前に
柏市文化会館や新宿厚生年金会館で
聴いています。
当時はオベイションでしたが、明確にギターの音色
なんて判るはずのない中学坊主でしたし、
まったく覚えてはおりません(^▽^;)

早速弾いてみた「新緑の頃…」や「残像」のイントロは、
まさにCDで聴いた「あの音」でした(*^^)v

投稿: ふみえみ | 2009年9月18日 (金) 12時28分

入手までのプロセス読んで感動しちゃった!泣きそ・・^^;
「あの音」聴かせてね。

投稿: ピッコロ | 2009年9月19日 (土) 09時27分

>ピッコロちゃん

え?泣きそうになった?
…「40もとうに過ぎた」あたりで?(^_^;)

「あの音」聞くだけじゃなく、弾いてごらん。
こういうので耳を鍛えるのも、ギター上達には
役立つとおもうよ(*^^)v

投稿: ふみえみ | 2009年9月19日 (土) 20時42分

きっと「想い」が引き寄せた「出会い」だったんだね。
ギターも幸せだね〜

投稿: Alice | 2009年9月20日 (日) 21時41分

>Aliceちゃん

うん、本当だね。
この8ヶ月間も毎日ギター市場をながめてたけど
関西の1本以外、全然見かけなくなっちゃった。
貴重なラストチャンスをつかんだかもしれないね。

投稿: ふみえみ | 2009年9月21日 (月) 10時31分

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